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人生の後半を楽しく生きる

お金の問題

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自宅療養

20日間の放射線治療を終えて、パパさんは、しばらく自宅で療養することになりました。

次に病院へ行くのは一カ月後です。

放射線治療後、症状が落ち着くまで少し時間がかかるようです。

しかし、こんなかんじで長期のお休みになると、困るのが、「お金」の問題です。

やっぱり生きていくのにお金は必要不可欠のものですし、一家の大黒柱のパパさんが働けなくなってしまったら、私がお金を稼いで、家計を切り盛りしていかなくてはなりません。

(急遽、私が大黒柱に?!)

もう若くはない年齢になってしまっているし、今から正社員で雇ってくれるところがあるかしら。。。仮にあったとしても、今の慣れたパートを辞めて、全く新しい環境と仕事を覚えられるかな。体力的にもついていけるかな。続かなきゃ困るし。

いやいや、そんなことを言っている場合じゃない。家族を守るために死ぬ気で働かなきゃ。

でも、すぐには無理だ。。パパさんの看護がある。

脳幹に腫瘍があるパパさん。一人にしておくのは心配だし、正社員になってしまったら、時間が今より自由にならなくなる。パパさんの看護をしながら、娘の学校用事や家事をこなし、仕事と家庭を両立させるには、今の仕事がぴったりだ。。

でも、私一人のパート収入ではとても生活できない。

明日からの生活費、どうしよう。。毎月の住宅ローンの支払い、どうしよう。。娘の修学旅行費用どうしよう。。学費は。。飼っている猫たちの餌代、どうしよう。。

そんな不安と葛藤が、私の頭の中でぐるぐる回転します。

私は、少し前に、保険の見直しをしようと、あるファイナンシャルプランナーさんに相談したときのことを思い出しました。

住宅ローンの返済

ファイナンシャルプランナーさん(以後FPさん)が言うには、「家計の中で、大きな支払いを占める住宅ローン返済ですが、これは、病気等で返済が難しくなった場合、一定期間、待ってもらえますよ」とのことでした。

その時は、こんな事態になろうとは予想もしていなかったので、「へ~そうなんですね~」と、軽く流して聞いていましたが、このときのアドバイスがその後の私を地の底から救ってくれたのでした。

私は、急いで取引のある銀行へ出向きました。

窓口の女性行員さんは、とても親切な方で、事情を聞き終わると「通帳を作られたところが本店で、こちらは支店なので、本店とのやり取りになりますが、本店へ出向くのは大変でしょうから、もしよろしければ、今お電話で本店の担当者とお話されてはいかがでしょうか?」と促してくださいました。

お電話をつないで下さり、本店の担当者と話すこと10分。その間、窓口の女性は、煩わしい顔ひとつ見せず、電話が終わるのをじっと待ってくださいました。

家計費調査書類等を提出して、結果、条件付きでローン返済を、一定期間、金利だけにしていただくことになりました。

私は、重い荷物が肩から降りたような気持ちになり、ほっと心が軽くなりました。後から、待っていただいた期間分を支払うので、結果的には同じことなのですが、この行き詰った状況下で、住宅ローンの返済の心配をしなくて済むことは大きな安堵でした。

限度額適用認定申請

パパさんは、脳の根幹の脳幹というところに腫瘍ができていて、治療がとても難しい場所でした。

呼吸中枢にも関係するため、最悪の場合、呼吸が止まって死に至ることもあるそうです。

手術はできない。。。

放射線治療と合わせて化学療法もドクターから勧められました。

通常、癌細胞ができても、免疫細胞がこれに働きかけるので、癌化せずに済んでいます。

最近の研究で、癌細胞が増殖するために、免疫細胞の一員であるT細胞というものが攻撃のブレーキをかける信号を送ることがわかってきました。

つまり、癌細胞が免疫の機能にブレーキをかける仕組みを使って、T細胞の攻撃から逃れているんですって。

ブレーキをかける信号は、癌細胞表面にある「PD-L1(ピーディエルワン)」というたんぱく質がT細胞表面の「PD-1(ピーディワン)」と結合することによって発信されます。

キイトルーダ(米・メルク社)という抗がん剤をご存知ですか?

こちらは、「抗PD-1抗体」と呼ばれる免疫チェックポイント阻害薬で、T細胞のPD-1にくっつくことによって、癌細胞からT細胞に送られているブレーキ信号を遮断します。

キイトルーダは、日本でも認可がおりて、保険適用になりました。

4年前、パパさんの下葉肺摘出手術の時には、まだ保険適用になっていなかったため、本当にここ数年で登場した新薬です。

それだけに、症例も少なく、この抗がん剤適用となる患者さんにも条件があるため(誰でも使えるわけではありません)、結果がどうでるかやってみないとわからないところがあります。

しかも、この抗がん剤!とても高額なんです!!

ドクターの話だと、1千万以上する新薬。一回の治療費にして70万。。。

一般のサラリーマンでは、とても支払える金額ではありません。

それが保険適用になって、高額医療費控除の対象になりました。高額医療費控除というものは、所得によって上限金額が変わってきますが、支払える上限が決まっていて、それ以上かかった場合、お金が戻ってくるという制度です。

それでも、そのとき支払うことが困難な場合、「健康保険限度額適用認定」という制度があります。

こちらは、最初に申請しておくと、上限金額に達した場合、それ以上請求が来ないというものです。

わが家の場合、この限度額適用認定の手続きをしました。

パパさんの病院には、相談窓口が設けられていて、そこで詳しい説明を聞くことができました。この制度がなかったら、パパさんは有効な治療を受けることができなかったでしょう。本当に有難い制度です。

※ただし、入院した場合、ベッド差額代(ベッド使用料)と食費はこれに含まれないため実費になります。入院時に、希望のお部屋を聞かれるので、無料のお部屋を希望しておくと、空きが出たら入ることができます。

傷病手当金

一家の柱であるパパさんがダウンしてしまうと、困るのが「生活費が入ってこない」という問題です。

そのサポートとして、会社員の場合、「傷病手当金」というものがあります。

これは、健康保険法等を根拠に、公的医療保険の被保険者が病気やケガで仕事に就くことができない場合に、療養中の生活保障として保険者から行われる給付金です。

条件としては、3日連続で休んだ後の4日目以降の休業日が支給対象となります。お給料の三分の二の金額を最大で1年6カ月の間、受け取ることができます。

この制度は、申請が必要となりますので、お勤め先の会社と連絡をとって、手続きをします。

パートやアルバイトの場合でも、健康保険に入っていれば対象となります。

傷病手当金で足りない部分は、民間の保険でカバーすると良いでしょう。

家族が病気になった時、それだけでも精神的ダメージが大きいのに、それに加えて、「お金」の問題がついてきます。充実した保険に入っていれば安心ですが、わが家のように最低限の保険しか入っていない、または、入れなかった場合は死活問題です。

余計な心配までする必要はありませんが、人生何が起こるかわかりません。最低限、生きていくために必要なお金は考えておきたいですね。いざという時、相談できるFPさんを作っておくというのも大事だと実感しました。

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