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人生の後半を楽しく生きる

集中治療室で20日間の入院

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緊急入院になった次の日。

私は、着替えや石鹸、歯磨き等入院中必要なものを持って再び病院へ行きました。

パパさんは、脳の圧迫を抑える薬の点滴やら血圧を測る機器やら、いろいろな管を巻かれ、ベッドから身動きが取れない状態になっていました。

「大丈夫?」

「うん」

にっこりと微笑むパパさん。

会話は普通にできる。治療が始まるこれからが勝負。。。

私は、着替えや洗顔、すぐに必要な物を片付けるとベット脇の椅子に座りました。

「何か必要なものはある?」

「本が読みたい。時間が余って。。。」

テレビもスマホもパソコンも使えない環境下で、見動きがとれないのだから無理もない。

私は、病院の地下1階にあるコンビニエンスストアで、適当な小説を数冊買ってパパさんに渡しました。

もともと小説などの読書が好きなパパさん。

買って置いてきた本は、一日であっという間に読み終わり、次の日行くと「もっとたくさん活字のあるものを持って来て」と言います。

プレジデント、週刊〇〇、推理小説…いろんなジャンルの本を買い、まだ足りないというので、図書館で何冊も好みそうな本を借りては病院へ持っていくという日が続きました。 

集中治療室最初の部屋

最初の数日は、ナースステーションから最も近い病室。

隣りのベットの患者さんは、頻繁に入れ替わります。

流産、出血多量で命が危ない女性や、交通事故でヘリで運ばれ、生死の間をさ迷う男性。。。

その一部始終を見聞きしているパパさんは「本当にテレビドラマで観るような医療現場だった」と言います。空気がぴりぴりとした緊迫した毎日だったようです。

2つ目の部屋

数日経つと、同じ集中治療室でも少しナースステーションから離れたベットに移されました。

こちらは、生きるか死ぬかと緊迫した雰囲気ではなく、比較的落ち着いた雰囲気の4人部屋。

落ち着いて眠れるね~と話したのも束の間、ある問題が起こりました。

向かいのベットの男性が、かなり神経過敏症なのか、頻繁に看護婦さんを呼ぶのです。

そして、「この治療方法じゃ効かない」とか「担当医を呼べ」とか、あっちが痛い、こっちが痛い。。と1日中ぶつぶつ言っています。

最初は、ナースコールの度に対応してくれた看護婦さんたちも、呼ばれて行ってみれば、愚痴や罵倒だったりするので、そのうち来なくなっていきました。

すると男性は、独り言を連発するようになりました。同室の患者さんたちはたまりません。

周りの患者さんからクレームが出たらしく、暫くしてその男性は別の場所へ移されました。

3つ目の部屋

3回目に移動したお部屋は、ナースステーションから一番離れたお部屋でした。

こちらは、老衰で目も開けられず寝たきりのおばあさんや、交通事故で骨折した大学生。みんな言葉を発することもなく、本当に静かな静かな環境でした。

看護婦さんも、朝と晩の検温に来るくらいで、ひとり静かに休むにはちょうど良い環境下でした。

が。。。

こんな日が何日も続くと、人はおかしくなってしまうのですね。

今度は、「暇」との闘いでした。

パパさんは、人と話すことがないので、私が来る時間を指折り待っています。長い長い1日を過ごすために、できるだけたくさんの本を持って来てくれと言います。

売店に売っている新聞はスポーツ誌も含めて全部買って持って行きますが、時間があるので、あっという間に読み終わってしまうようでした。

ラジオだけは許されていたので、イヤホンで聞けたのが救いでした。

私が面会に行くと、ほっとした表情で嬉しそうに微笑むパパさん。

隣りのベッドの患者さんが、面会中の家族に「ここは、長く居くいられない。頭が変になる」と、話しているのがカーテン越しに聞こえてきました。

情報社会の中で生きている人にとって、急に情報が入ってこない状況に置かれると、頭が混乱して精神がおかしくなるのも無理はないですね。

一般病棟へ

退院直前頃、やっと一般病棟へ移ることができました。

こちらは、テレビもスマホも使えるし、まだ一人で歩き回ってはいけないものの、付き添いはあれば、売店にも行くこともできます。

今までの環境に比べると天国のようです。

周りの雰囲気も、今までと打って変わって、賑やかで和やかなかんじです。

集中治療室と違い、一般の人の面会も許されているため、お隣のベッドの患者さんのところには、会社関係の人が数人、ご家族が数人来られ、ベッド周りは面会の人で埋め尽くされていました。

ちょっと例えは悪いのですが、雲の上のしーんとした世界から下界の人間界に降りてきたような感覚でしたよ。

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